バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役で有名なクリストファー・ロイド。
実は、映画『ホーム・アローン』の泥棒役のオファーがあったことが知られています。
しかし、クリストファー・ロイドはこの役を断りました。
理由は明言されていませんが、当時ほかの映画の撮影で忙しかったことも一つでしょう。
その後、クリストファー・ロイドは『ホーム・アローン』が大ヒットしたことを受けて後悔したんだそう。
クリストファーロイドはホームアローン泥棒役の候補だった
なんとクリストファー・ロイドは映画『ホーム・アーロン』（1990年）で、泥棒ハリー・ライム役のオファーを受けていたというのです。
クリストファー・ロイドは断りました。理由はあきらかにされていません。
オファーに関しては本人の口からはあまり出ることはなく、制作側から後にこうだったというのはあります。
最終的にジョー・ペシに、泥棒役は渡ることになります。
クリストファー・ロイドは『ホーム・アローン』の大成功にオファーを断ったことを後悔し、
ヒューズ(ホーム・アローンの脚本家)に次の映画に出演することができると伝えたという。
ヒューズはその後、クリストファー・ロイドが演じることを期待して『わんぱくデニス』（1993年）の泥棒役を用意しました。
ようやく、クリストファー・ロイドは『わんぱくデニス』に出演することに。
では、なぜクリストファー・ロイドはオファーを断って後悔したのでしょう。
ホームアローンのオファーを断って後悔
それは『ホーム・アローン』が大ヒットしたからです。
当時クリストファー・ロイドは多くの映画の出演していました。
どんな作品に出演していたかというと以下の作品です。時系列順にならべました。
| 作品名 | 撮影期間 | 公開日(アメリカ) |
|---|---|---|
| バック・トゥ・ザ・フューチャーⅢ | 1989年2月～1990年1月 | 1990年5月25日 ⅡとⅢは同時撮影 |
| ホーム・アローン | 1990年2月14日～1990年5月8日 | 1990年11月16日(カナダと同時期) |
| ホワイ・ミー？ | 1989年？ | 1990年4月20日 |
| マイホーム・コマンドー | 1990年9月24日～1991年1月18日 | 1991年10月4日 |
| アダムス・ファミリー | 1990年11月26日～1991年4月16日 | 1991年11月22日 |
ホーム・アローンへの出演は、当時の撮影スケジュールをみてもギリギリ重複していません。
しかし、他では重複していたり過密であった様子がうかがえます。
あとクリストファー・ロイドのこれまでをみても、ホーム・アローンの泥棒役は不自然ではなかったと思います。
ただ、ホーム・アローンの出演を断った理由は、明言されていないためわかりません。
断ったあと別の作品に泥棒役で出演
このあとクリストファー・ロイドはオファーを断った後悔をとり戻すかのごとく、
『ホーム・アローン』の脚本家ジョン・ヒューズに出演する準備ができていると伝えることになります。
そして『わんぱくデニス』に出演することになりました。役柄も泥棒役です。
この『わんぱくデニス』は『ホーム・アローン』と同じ脚本家ということもあり、ストーリーは似ています。
映画としての結末はどうだったかというと、はっきり分かれました。
| 作品名 | 役柄 | 興行収入 |
|---|---|---|
| ホーム・アローン | 泥棒役 (オファーを断る) | 約4億7600万ドル |
| わんぱくデニス | 泥棒役 | 約1億1727万ドル |
『わんぱくデニス』も興行的には成功しています。しかし、ホームアローンほどの規模にはいたりませんでした。
『ホーム・アローン』はクリスマスの時期になると、必ずといっていいほど放送されます。
これを考えると、後悔する気持ちもわかります。
ところで、ホーム・アローンの泥棒役にはまだ候補がいたことはご存じでしょうか。
実は、クリストファー・ロイドの他にもオファーのあった俳優がいたんです。
クリストファーロイド以外の泥棒役候補
実は、『ホーム・アローン』の泥棒役に8人もの候補が挙がっていました。
なんとその候補に、ロバート・デ・ニーロがいたんです。
そのほか候補となった俳優はこんな感じです。
| 泥棒役の候補 | 状況 |
|---|---|
 ロバート・デ・ニーロ | オファーを断る |
 ローワン・アトキンソン | 詳細は不明 |
 ボブ・ホスキンス | 詳細は不明 |
 ダニー・デヴィート | 詳細は不明 |
| クリストファー・ロイド | オファーを断る |
| ダドリー・ムーア | 詳細は不明 |
| フィル・コリンズ | 詳細は不明 |
| ジョン・ロヴィッツ | オファーを断る |
ここに挙げられた俳優は、超有名なひとたちばかりですね。
泥棒のハリー・ライム役には、
ロバート・デ・ニーロ、ローワン・アトキンソン、ボブ・ホスキンス、ダニー・デヴィート、クリストファー・ロイド、ダドリー・ムーア、フィル・コリンズ、ジョン・ロヴィッツ
が候補に挙げられていたようです。
しかし、デ・ニーロとロヴィッツもこの役を断り、最終的にジョー・ペシに引き継がれたという流れです。
もしオファーを引き受けていたら、『ホーム・アローン』はちがった形になっていたかもしれません。
ロバート・デニーロやローワン・アトキンソン(Mr.ビーン役)の泥棒役も見てみたかったです、個人的に。
ホームアローン風の映画にふたたび出演
クリストファー・ロイドは、現在どんな作品にでているのでしょうか。
実は2024年は、『キャンプ･ハイドアウト 悪党をやっつけろ(Camp Hideout)』に出演しています。
ちなみに物語は以下のストーリーになっています。
２人の悪党からうっかりある物を盗んでしまい、追われることになったやんちゃなノアは、悪評がたつファルコが運営するサマーキャンプに逃げ込む。最初は悲観的だったノアだが、ジェイクのような親切で楽天的なキャンプのリーダーたちの励ましで次第に心を開き始め、他の子供たちとの絆を深めていく。悪党たちがノアと盗まれた物を捜してキャンプ場に現れた時、子供たちは力を合わせて悪党たちに立ち向かう。
どうですか、悪党と子供の設定がまさに『ホーム・アローン』そっくりです。
しかし、海外の映画レビューを見てみると『ホーム・アローン』のキーワードがちらほら。
クリストファー・ロイドは、悪評のあるファルコ役で出演しています。
ホーム・アローンを断ったあと、後悔を感じさせないほどホーム・アローンに似た作品に出演することになります。
気になる方は、こちらから視聴できます。
まとめ
本記事のまとめです。
クリストファー・ロイドは、現在86歳。
- 『ホーム・アローン』の泥棒役のオファーがあったが断った
- 理由は明らかではないが、1990年当時の予定はギッシリ
- のちに同じ脚本家の作品『わんぱくデニス』に出演
- 2024年、ホームアローン風の『キャンプ･ハイドアウト』に出演
まだまだ現役で活躍しています。
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