NBAのロサンゼルス・レイカーズ所属する八村塁。彼がバスケットボール男子日本代表に不満をもっているようです。
その理由が、「男子のことをわかっている」「プロとしてコーチをやったことがある人になって欲しい」というもの。
実際、バスケット男子日本代表ホーバスHC(ヘッドコーチ)にあてはまるのか調べてみました。
八村塁が日本代表に不満な2つの理由
2024年11月13日、NBAのレイカーズに所属する、八村塁が日本代表について
「あまり言いたいことではないが、日本代表のやり方が、僕としてはうれしくないところがある」と話した。
「男子のことを分かっている、プロとしてもコーチをやったことのある人がなってほしかった」
とコメントしました。
この不満は、次のように言い換えることができそうです。
- ホーバス監督に男子バスケットチームの指導経験がないのか?
- ホーバス監督にプロバスケットチームの指導経験はあるのか?
そこでホーバス監督の経歴が、上記2つに当てはまるのか調べてみます。
①ホーバス監督に男子バスケットチームの指導経験がないのか?
トム・ホーバスの経歴
トム・ホーバスさんは、初めてプロチームに所属してから指導者になるまでこのような経歴をへてきました。
選手時代
スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル(ポルトガルリーグ)に入団し、プロ選手としてのキャリアをスタート。
日本リーグのトヨタ自動車ペイサーズ(現:アルバルク東京)に移籍。
NBAのアトランタ・ホークスに所属し、2試合に出場。
CBAのピッツバーグ・ピラニアズに参加し、その後再びトヨタ自動車ペイサーズに復帰し、2000年までプレー。
東芝レッドサンダース(現:川崎ブレイブサンダース)に移籍
東芝レッドサンダースで、1シーズンプレーした後、選手としてのキャリアを終えました。
指導者時代
JXサンフラワーズ(現:ENEOSサンフラワーズ)のアシスタントコーチを務め、2016-17シーズンにはヘッドコーチに昇格し、チームを優勝に導く。
女子日本代表のヘッドコーチに就任し、2017年FIBA女子アジアカップで優勝、2020東京オリンピックでは銀メダルを獲得。
男子日本代表のヘッドコーチに就任し、2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップでは日本代表を率いてアジア勢最上位となる19位を記録し、48年ぶりとなる自力でのパリオリンピック出場権獲得を達成。
このように、トム・ホーバスさんは指導者として女子チームをメインに指導してきたことがわかります。
トム・ホーバスさんの男子バスケットチームの指導経験は男子日本代表がはじめてということになります。
八村塁選手が言うように指導経験は少ないと言えます。
②ホーバス監督にプロバスケットチームの指導経験はあるのか?
トム・ホーバスさんのプロバスケットボールチームの指導者としては、2010年~2017年の「JXサンフラワーズ(現:ENEOSサンフラワーズ)」のみとなります。
八村塁選手が言うように男子のプロバスケットボールチームの指導経験は少ないと言えます。
一方、ホーバス監督は八村塁選手のことをどのように考えているのでしょうか。
他の国の代表監督の経歴はどうなの?
まとめ
八村塁選手がバスケットボール男子日本代表に不満をもっているポイントとして
- 「男子のことをわかっている」
- 「プロとしてコーチをやったことがある人になって欲しい」
を挙げていました。現在、男子日本代表の監督(ヘッドコーチ)であるトム・ホーバスさんは
男子のプロバスケットボールチームの指導経験がまったくない。わけではなく、少ないのが現状という結論に至りました。
八村塁選手がここまで言うのはよっぽどのことなんでしょうね。誰かが言わなければ、日本代表がかわらないと思っての発言だと思います。
日本バスケットボール協会の金儲け主義に関しても言及しており、組織が変わる必要がありそうです。
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