瀬戸内寂聴のお寺の現在は？秘書として支えた瀬尾まなほの今

2023年11月9日に亡くなられた瀬戸内寂聴さん。

これまで寂聴さんはいくつものお寺の住職を歴任されました。そのお寺の現在はどうなっているのでしょうか。

と同時に寂聴さんが開いたお寺「寂庵」に秘書として就職した瀬尾まなほさんの今も気になりますよね。

この記事では、寂聴さんのお寺の現在と「瀬尾まなほ」さんの今をとりあげます。

瀬戸内寂聴のお寺の現在は？

現在、瀬戸内寂聴さんゆかりのお寺はどうなっているのでしょうか？

調べたところ、寂聴さんに関係するお寺はこれだけありました。

瀬戸内寂聴ゆかりの寺	場所	コメント
①中尊寺(1973年)	岩手県平泉町	瀬戸内寂聴が得度（出家）した寺
②寂庵 (1974年)	京都市嵯峨野	瀬戸内寂聴が開いた寺
③天台寺(1987-2005年)	岩手県二戸市	瀬戸内寂聴が住職を務めた寺
④禅光坊(2007年)	滋賀県大津市	瀬戸内寂聴が名誉住職の寺

現在どうなっているのか見ていきます。

①中尊寺（岩手県平泉町）

中尊寺は瀬戸内寂聴さんが1973年に得度（出家）した寺です。

私の出家得度の日をその場で決めて下さった。理由など何一つお訊きにならなかった。
寂聴という法名を下さった。

引用元：中尊寺 寺報「関山」第16号 (2010年)

2024年の中尊寺で寂聴さんに関する法要があったかは確認できませんでした。

②寂庵（京都市嵯峨野）

「寂庵」は、生前の瀬戸内寂聴さんが、1974年に開いた寺です。ふだん門は閉じられていて、イベントのときに開門されるとあります。(駐車場はない)

2024年の現在はイベントが行われた様子はなく、多くの人が法話を待ち望んでいるようです。

生前は「法話の会」が開かれ、寂聴さんの語りを聞くために多くの人たちが訪れていました。
その寂庵で、再び「法話の会」を開こうと関係者が動き出しています。

引用元：(NHK)京都 嵯峨野 「法話の会」再開へ ふたたび動きだす“寂庵”

2025年の行事の予定はまだ発表されていないため、具体的な情報は確認できませんでした。

瀬戸内寂聴さんの命日に、12時から16時まで開門されたことがあります。(2023年11月9日の事例)

③天台寺（岩手県二戸市）

天台寺は、瀬戸内寂聴さんが1987年から2005年まで18年にわたり住職を務めた寺です。(その後は名誉住職)

2024年10月下旬には、寂聴さんが京都から株分けしたアジサイ約500株を地元の小学生ら約80人で植樹するイベントが行われました。

今年１０月下旬には同小５、６年生と地元団体の総勢約８０人が約５００株を植樹した。

引用元：1万株のアジサイを天台寺に　二戸・瀬戸内寂聴さんが株分け

ちなみに天台寺には寂聴さんのお墓があります。

天台寺にある瀬戸内寂聴さんのお墓

寂聴さんの遺骨の一部は天台寺の霊園に納骨されており、墓石には「愛した 書いた 祈った」と刻まれています。

瀬戸内寂聴名誉住職も、分骨されてここに眠っています。

引用元：天台寺霊園

ちなみに寂聴さんの遺骨は、彼女の故郷である徳島県の井戸寺にも分骨されています。

④禅光坊（延暦寺の直轄寺院）