裏金問題で自民党本部から非公認とされた高木毅氏。非公認でありながら自民党支部からの選挙資金が使われていたことが明らかになりました。
実は、高木毅氏は馬主であること、過去にストーカー疑惑で女性の下着を盗んだことで知られています。
高木毅氏の所有馬には、アグネスプリンセスやエイシンアルゴスなどがあり、優勝賞金は1,900万円を獲得しています。
ストーカー疑惑に関しては、彼が30代の頃に地元の銀行に勤めていた女性行員に好意を持ち、その女性の自宅を特定し、合鍵を作成して侵入したとされています。
高木毅の馬主、ストーカー疑惑について
高木毅(たかぎ つよし)は、日本の政治家であり、馬主としても活動しています。
簡単に彼のプロフィールを紹介します。
- 生年月日: 1956年1月16日
- 出身地: 福井県敦賀市
- 学歴: 青山学院大学法学部卒業
- 職歴: 衆議院議員(8期)、復興大臣、国土交通副大臣、防衛庁長官政務官などを歴任。
最近ですと、①政治資金の不正使用疑惑や②自民党非公認での選挙資金の不正使用がとりあげられています。
実は、他にも以外な事実が存在します。それは、
- 地方競馬でいくつかの勝利を収めている馬主
- ある女性の自宅を特定し、合鍵を作成して侵入した疑惑
といったものです。
それぞれについて、詳しく書いていきます。
高木毅は5頭の競走馬の馬主
実は、高木毅は「アグネスプリンセス」「エイシンアルゴス」の馬主でもあります。
馬名 | 出走回数 | 勝利数 | 獲得賞金 |
---|---|---|---|
アグネスプリンセス | 61戦 | 1勝 | 459万円 |
エイシンアルゴス | 64戦 | 8勝 | 450万円 |
ギンザトップレディ | 36戦 | 2勝 | 229万円 |
カサマツノライトオ | 28戦 | 2勝 | 225万円 |
マルゼンスキーツー | 19戦 | 1勝 | 167万円 |
地方競馬の成績はなかなか苦戦しているようです。
ちなみに地方競馬と中央競馬という二つの概念があります。違いは何でしょうか。
地方競馬と中央競馬の違い
項目 | 中央競馬(JRA) | 地方競馬(NAR) |
---|---|---|
主催者 | 日本中央競馬会(JRA) | 地方競馬全国協会(NAR) |
開催場所 | 全国に10ヵ所の競馬場 | 全国に17ヵ所の競馬場 |
レースの日時 | 主に週末、昼間に開催 | 平日や夜間(ナイター)でも開催 |
出走馬のレベル | トップクラスのサラブレッドが出走 | 地域の馬や騎手が中心 |
賞金 | 高額な賞金(例:有馬記念は最高4億円) | 賞金は1億円程度が最高 |
維持費 | 月額60~70万円程度 | 月額15~50万円程度 |
馬の維持費ってどれくらいかかるの?って疑問に思うかもしれません。
5頭だと少なくとも、毎月75~250万円かかっているのではないでしょうか。
もちろん同じ厩舎なら割安になるのかもしれません。
通算獲得賞金が1900万円なので、25か月以上保有していれば赤字になってしまいます。
最近の裏金問題、選挙費用の不正使用のニュースを聞いて、お金の使い方に不安になるのは私だけでしょうか。
続いて、高木毅氏と検索するとストーカーというキーワードがでてきます。この話題に関して触れていきます。
高木毅が女性のパンツを泥棒した疑惑
高木毅氏は40年前に、ある女性にストーカーをして近所の住民に通報されたことがあると報じられています。
40年前というと、高木氏が28歳ころと思われます。
このストーカー事件のポイントをまとめると、
- 被害者の女性は当時20代の銀行員
- 銀行の窓口業務をしていた女性を気に入る
- あとをつけて女性宅の合鍵を作る
- 車でのりつけ手袋をする手際のよさ
- 自宅に侵入し女性の下着を盗む
- 発見したのは、近所のおばさん
- 被害女性は騒ぎになるのを恐れ立件せず
- 高木毅氏は当時既婚者
- 父親が設立した会社「高木商事」の社員だった
なぜ合鍵を作れたのか気になりますよね。それは地方では鍵をかける習慣のない住居が多かったからです。
しかし、おどろくのはその嗅覚です。家の中から鍵をどうやって発見したのでしょうか。
立件はされなかったのですが、近所に「パンツ泥棒」という噂が知れわたったと言われています。
当時、地元福井県敦賀市では怪文書がでまわるほど有名な話だったそうです。
なぜ国会議員になれたのか
高木毅氏の父親である、高木孝一氏のおかげと言っても過言ではありません。
1996年の選挙では、怪文書がばらまかれたこともあって落選。
しかし2000年以降の選挙では、当選。それから8回も当選する大ベテラン議員となります。
なぜ高木毅氏は当選できたのでしょうか。それは父、高木孝一氏が有権者にていねいに謝ってまわったことが大きいと言われています。
高木毅氏の父は高木建設創業者で社長。
ほかには高木商事社長、福井県議会議員までつとめた有力者です。
すでに2012年に亡くなっています。
高木毅氏がこれまで当選してきた歴史は以下のとおりです。
高木毅の選挙の歴史
年 | 選挙(選挙区) | 結果 |
---|---|---|
1996 | 衆議院選挙(福井2区) | 落選 |
2000 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(1回目) |
2003 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(2回目) |
2005 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(3回目) |
2009 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(4回目) |
2012 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(5回目) |
2014 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(6回目) |
2017 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(7回目) |
2021 | 衆議院選挙(福井2区) | 当選(8回目) |
2024 | 衆議院選挙(福井2区) | 落選 |
みごとなまでの当選回数。競走馬としては出馬できませんけど、競走馬としては間違いなく名馬ですね。
話がそれました。
こうやってみると選挙の時期にパンツ泥棒の怪文書がでまわるたび、父が裏で息子の選挙をサポートしていたと考えると複雑な気持ちです。
私が逆の立場なら、恥ずかしくてもう立候補できません。さすが政治家になる人は、信念を曲げません。
高木毅にスキャンダルが多い理由と結末
スキャンダルが多い理由に、高木毅氏の性格があげられます。
特にお金、刺激的なできごとに衝動的になる性格がみてとれます。そしてルールを破やすい。
例えば、危険を冒してまで自宅に侵入する、裏でお金をもらう、使ってはいけないお金をつかう。
このような行動にスキャンダルが多い理由が納得できるのではないでしょうか。
危険を冒すことは必ずしも悪いことではありません。そうしないと成功しないこともあるからです。
ただ衝動が抑えられないのは、スキャンダルが多くなるのは当然の結末といえます。
そこで、高木毅氏の性格を分析してみます。
なぜスキャンダルが多いのか心理分析
高木毅氏は競走馬の馬主であると、さきほど触れました。
馬主というと、ギャンブルのイメージが強いですよね。
ギャンブルというと、お金にまつわるトラブルを連想させます。
なので世間的にはあまり、いいイメージはありません。
現に裏金問題、選挙資金の不正使用といったスキャンダルが目立ちます。
なぜ、このようにお金に関わる問題が多いのか。
それは高木毅氏に、エキサイティングなできごとに衝動的な心理があるからです。
お金は、高木毅氏にとってエキサイティングな道具です。
お金を国民のために有効に活用するより、自分のために活用した方がエキサイティングに違いありません。
この葛藤に、どうしても打ち勝つことができないのだと言えます。
私たちからしたら、そんな人に政治を任せていいのだろうかと不安になります。
例え、どんなに実績を積んでいてもです。最後の最後に手のひらを返される予感がするからです。
ところで、2024年の10月27日に衆議院議員選挙がありましたよね。
ここまでスキャンダラスな事例がつづいても、9回目の当選はあるのか?気になりませんか。
つづいて、直近の選挙結果がどうたったのか触れたいと思います。
2024年の衆議院議員選挙の結果
やはり、2024年の10月27日に行われた衆議院議員選挙は落選しました。
立候補者 | 政党/無所属 | 得票数 |
---|---|---|
高木毅 | 無所属 | 33,532 |
山本拓 | 無所属 | 18,656 |
小柳茂臣 | 共産党 | 3,934 |
斉木武志 | 日本維新の会 | 38,749 |
辻英之(当選) | 立憲民主党 | 54,100 |
得票数だけみれば、5人中3番目です。
これまで20年以上、8回も当選してきた結果が「落選」でした。
原因は、裏金問題が影響したのは間違いないでしょう。
しかし、ストーカーしてパンツ泥棒をした疑惑のほうが気になるのは私だけでしょうか。
まとめ
高木毅の馬主、ストーカー疑惑についてまとめです。
高木毅氏は
- 5頭の競走馬を所有する馬主
- これまでの獲得賞金は1900万円
- ストーカーで女性宅の合鍵を作る
- 侵入し女性の下着を盗んだ疑惑
- 過去24年で8回当選したが2024年は落選
このようにスキャンダルが多い人物といえます。
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