「こっちのけんと」の本名は菅生健人(すごう けんと)です。
「あっちのけんと」は過去の会社員時代の自分を映し出した「けんと」のことです。
実は、「あっちのけんと」時代はコンサルタントとして上場企業に会社員として就職していました。
しかし双極性障害の壁にぶちあたり、躁うつ症状に体調を崩した過去が「あっちのけんと」だったのです。
この記事では、「こっちのけんと」さんの本名から家族構成、なぜ紅白初出場を決めたのか解説したいと思います。
こっちのけんとの本名は?
「こっちのけんと」の本名は菅生健人(すごう けんと)です。
彼は1996年6月13日生まれで、大阪府箕面市出身の28歳のアーティストです。
もう少し詳しく言えば、音楽活動を行ったり映像制作なども手掛けるマルチアーティストとして知られています。
こっちのけんと菅田将暉は実は兄弟!
「こっちのけんと」と俳優の菅田将暉は、実の兄弟というのは有名です。
さらに弟に俳優をしている菅生 新樹がいます。
三人をならべてみると、このようになります。
芸名 | 本名 | 関係 | コメント |
---|---|---|---|
菅田 将暉(すだ まさき) | 菅生 大将(すごう たいしょう) | 長男 | 俳優、歌手 |
こっちのけんと | 菅生 健人(すごう けんと) | 次男 | マルチクリエーター |
菅生 新樹(すごう あらき) | 同じ | 三男 | 俳優、モデル |
あと、「こっちのけんと」の父親は、菅生 新(すごう あらた)さんです。
お父さんは、ラジオやテレビに出演したことのあるタレントでもあり実業家です。
「こっちのけんと」の家族はタレントぞろいの芸能一家なんです!
こっちのけんと兄弟のエピソード
「こっちのけんと」さんは、兄である菅田将暉が俳優として活躍している姿を13歳のころ見て育ったようです。
具体的には、2009年の仮面ライダーWに出演していたころの時期になります。
13歳というと、思春期のまっさかり。お兄さんが有名になることで、学校での立場に不安を覚えるようになってきたと言うのです。
例えば、ゴミ箱から自分の筆箱がでてきたりと「いじめ」を受けるようになったことが挙げられます。
もちろん兄である菅田将暉さんとの比較に苦しむこともありました。
これらの経験が、「こっちのけんと」さんの紅白出場の原動力になったのではないでしょうか。
「こっちのけんと」「あっちのけんと」の違いは?
「こっちのけんと」は、以前の会社員として活動していた自分を「あっちのけんと」、現在の自分を「こっちのけんと」と位置づけたことに由来しています。
つまり
- 過去の会社員時代: あっちのけんと
- 会社員ではない今: こっちのけんと
となると、2018年ころが「あっちのけんと」ということになります。
なぜなら、会社員時代は1年くらいで辞めたからです。
「あっちのけんと」は会社員でコンサルタント
こっちのけんと(本名:菅生健人)は、会社員時代にコンサルタントとして働いていました。
大学卒業後、上場企業に就職し、約1年間その職に就いていたことが知られています。
しかし、音楽活動を続ける中で、次第に自分の理想と現実のギャップに悩むようになりました。
その理由は「あっちのけんと」会社員時代が非常に忙しく、精神的なストレスをかかえ、最終的にはうつ病を患うことになったからです。
この経験がきっかけで、彼は音楽の道に戻る決意を固め、アーティストとしての活動を本格化させることになりました。
紅白初出場を決めた理由を考察
「こっちのけんと」さんは、双極性障害と闘いながら音楽活動を続け、そのストーリーが多くの人々に感動を与えました。
なぜ彼が、紅白出場をきめたのか理由を3つ挙げます。
①「はいよろこんで」が大ヒットしたから
もちろん、「こっちのけんと」さんが発表した『はいよろこんで』が大ヒットしたのは言うまでもありません。
2024年5月には「はいよろこんで」が大ヒットし、TikTokなどで話題となりました。この曲はサブスクリプションサービスで1億3000万回以上再生され、SNSでの総再生回数は140億回を超えました。
「はいよろこんで」を検索すると、一般の人がショート形式の動画を投稿しているのがたくさん出てきます。
私も聞いてみました。アップテンポでリズミカルな曲です。会社員時代の苦労が作品に反映されていると感じました。
「はいよろこんで」は会社員が上司、お客様のためにやりたくないのに「ハイ」と言わざるを得ない。社会の「いきづらさ」を風刺した印象をうけます。
日本は、お客様を「神様のように取り扱わなくては」という呪縛にかかっているのではないでしょうか。その問題を提起した作品が「はいよろこんで」だと考えられます。
とくに若者の支持を得たのは、昭和の負の遺産ともいうべき「はいよろこんで」精神に違和感があったからでしょう。
②NHKの世論調査とアンケートで支持を得た
NHKが紅白歌合戦で出場歌手をきめる方法は、おもに以下で実施されていることが知られています。
- ランダムデジットダイヤリング方式
- ウェブアンケート調査
①ランダムデジットダイヤリング方式とは、7歳以上の全国の人々を対象に、無作為に選ばれた人に電話をかけ「紅白に出場してほしい歌手」を尋ねるやり方です。
全国で2015人程度が選ばれるようです。少ないですね。統計的には、この人数で信頼できるデータをとれると言われています。この電話で、男女それぞれ3組の歌手を選ぶように聞かれるらしいです。ちなみに、自分は一度もこの電話を受けたことはありません。
②ウェブアンケート調査は、インターネットを利用したウェブアンケートです。7歳以上の全国8000人を対象に行われます。調査内容は「紅白に出場してほしい歌手」を男女それぞれ3組以上10組まで選ぶことができるというものです。
①、②あわせると1万人程度はアンケートして選んでいます。ということは1万人にひとりが紅白出場歌手に関わっている計算になりますね。
もちろんNHK側の独自選考基準はあると思います。視聴者からリクエストできるのはこれらの方法でした。
「はいよろこんで」の大ヒットが前提にあって、それがアンケート回答に反映。いよいよ「こっちのけんと」さんが紅白発出場を決めたと考えられます。
最後に、人生に大きく関わってくる理由もあげさせてください。
③双極性障害と向き合い自分のやりたいことを貫いた
まず「こっちのけんと」さんが、大学時代にアカペラグループで音楽の才能を伸ばしていたことが挙げられます。
だけど就職する道を完全に閉ざしてしまうのはどうなのか、悩んだのではないでしょうか。
自分だけ、社会のレールから脱線する不安というやつです。
しかし、一度は会社員として経験を積んでみて双極性障害の「壁」にぶち当たったからこそ、ソロアーティストとして活動を決断を後押しすることになったのではと考えられます。
もし我慢して会社員をつづけていたら、「こっちのけんと」さんの紅白出場は2024年に実現しなかったでしょう。
「あっちのけんと」での出場ではなく、体調を崩してまで会社員を続けなくてよかったですね。
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